歴史から学び、現在を楽しむ

~歴史とは、現在と過去との対話である by E・H・カー~



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2009-04-18

自ら出る杭となった秀吉

豊臣秀吉は、よく言われているように農民の生まれから出て(諸説ありますが
いずれにしても所謂高貴ではありません)、天下統一を成し遂げた人物です。

織田家の譜代から務めていた重臣とは違い、信長に仕えてからは馬飼いという最下層
の身分から出発した訳ですから想像もつかない程の努力をしたのでしょう。
その秀吉ですが、自ら「出る杭」となり、周りの家臣や主人の信長に注目されるよう
に行動した逸話が残されています。

ある時、秀吉は信長に、
「この清洲城は、水が乏しいです。小牧山は要害がよく、また便利な土地ですので
ここに移られるのがよろしいと存じます」と言いました。

信長は内心これに気づいていましたが、費用を思って控えていたので、立腹を装い
「猿めが何を知るか!猿の考えで、家中の者の迷惑も考えず
俺に差し出がましいことを言う。縛り首にしてくれるぞ!」
とさんざんに叱りつけました(後に信長は、小牧山に移転します)。

こんな調子で、秀吉は、機会あるごとに出しゃばってはよく叱られていましたので
人々は皆、
「あれほど面の皮の厚いやつは見たことも聞いたこともない」
と嘲笑しましたが、秀吉は一向に構わず、出しゃばり続けたとのことです。

秀吉は「大飯早食い、憂い事無用」を信条に何事にもしゃしゃり出て仲間の
ひんしゅくを買っていたようです。

そんな秀吉を皮肉って、ある仲間が
「人は皆さし出でぬこそよかりけれ いくさの時は先駆けをして」
と詠んだところ、秀吉は即座に
「人は皆さし出“づる”こそよかりけれ いくさの時“も”先駆けをして」
と返答し、相手をギャフンといわせたとの逸話が残っています。

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編集後記
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上司や先輩からの指示の仕事や、チームの一員としての仕事をきちんとこなすことも
勿論大事なことですが、自ら提案をしたり、チーム全体を考えた仕事をすることは
長期的に視ると自分自身にとっても組織全体にも必ずプラスになるものだと思います。



 私のおすすめ:
新史太閤記 (上巻) (新潮文庫)

テーマ : 歴史大好き!
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