歴史から学び、現在を楽しむ

~歴史とは、現在と過去との対話である by E・H・カー~



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2009-03-24

少年時代の毛利元就

毛利元就は、一代で一国の領主から中国地方のほぼ全域まで勢力を拡大し、合戦・
策略・暗殺・買収・婚姻など、勝利のためにあらゆる手段を用いた戦国時代最高の
謀略家といわれています。

元就といえば「三本の矢」の逸話を聞いた方が多いのではないでしょうか。

「三人の息子(隆元・元春・隆景)を枕元に呼び寄せ、1本の矢を折るよう命じて、
息子たちが難なくこれを折ると、次は3本の矢束を折るよう命じたが、息子たちは
誰も折ることができなかった。

元就は一本では脆い矢も束になれば頑丈になるということを示し、
三兄弟の結束を強く訴えかけた」というものです。

また、少年時代にも彼の野望の高さを物語る逸話があります。

家臣と共に厳島神社へ参拝に行った際の話です。

家臣に「何を祈願したか?」と質問したら、家臣は「松寿丸(元就の幼名)様が
安芸の主になられるよう願いました。」と答えました。

それに対して元就は「なぜ天下の主になれるように願わなかったのだ?」と言いました。

家臣は「実現不可能な事を祈願しても意味がありませんので、せいぜい中国地方
でしょう」と笑ったのですが、元就は「天下の主になると祈願して、やっと
中国地方がとれようというもの。

まして、最初から安芸一国では、安芸一国すら取れずに終わってしまう」と
理想の高さを示したとのことです。
****************
編集後記
****************


当時の一国一城の主といえば、まだ「日本」という概念すらなかった時代で、隣国は
全く別の国でしたので、相当の身分だったと思います。

それすらも遠く通り越して、天下の主です。

常識外れの夢だったと思います。ただし、晩年には「我が毛利家は、版図の保全のみ
を願い、天下を望むなかれ(天下を競望せず)」と子に遺言を託したとされている
ように、天下取りの野望よりも家名を残すことに腐心するようになりました。

豊臣秀吉とは真逆な晩年だったようです。

目標をその時代に合わせて方向修正していったいい例だと思います。



 私のおすすめ:
毛利元就 鬼神をも欺く智謀をもった中国の覇者 /童門冬二/著 ...

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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