歴史から学び、現在を楽しむ

~歴史とは、現在と過去との対話である by E・H・カー~



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2009-09-14

桐野利秋に学ぶ過ちへの対処法

 先日、西郷隆盛の辞世の句と思しきものが、官軍(敵)に従事した
医師の孫の家から見つかったようです。

 果たして、本人のものどうかはこれから調べられるのでしょうが、
武士の最後の戦争としてのロマンを感じさせます。
時事通信ニュース⇒西郷隆盛、辞世の句か=維新半ば、悔しさ歌う

 今回は西南戦争で、西郷隆盛と生死を共にした桐野利秋についての
話題をお送りします。

 "人斬り半次郎”としても知られる人物です。

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桐野利秋に学ぶ過ちへの対処法
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 “人斬り半次郎”の名で知られる桐野利秋は、天性の雄弁家であったようですが、
少年時代に貧困のために学問が出来ず、ときどき滑稽な間違いをしていました。

 維新志士として暴れて回っていた頃、他藩の者と論じていているときに「尊藩」と
「弊藩」の区別が分からず、自藩のことを「尊藩」といい、相手の藩のことを「御弊藩」
といい、禁闕(きんけつ)(天皇の住居)のことを「きんかん」と発音していました。

 後で、仲間が注意すると、桐野は「ホウ」と驚き「そうか。すっと“尊藩”ちゅうのは、
あなたなの藩ちゅうことで、“弊藩”ちゅうのは拙者の藩ちゅうことでごわすか。

 また“きんかん”じゃなくて“きんけつ”でごわすか。途方もなか間違いでごわすなぁ。
しかし、天子様のお住居を“きん”と“けつ”ちゅうのは、おもしろか名前じゃなぁ。

 どちらも急所じゃし、天子様は日本で一番大事な方じゃしから、そん居なさる場所は、
そげん言い方ばすっとかも知れもはんなぁ。ハッハッハ。

 道理であん男は妙な顔しっとったわい(薩摩弁に意訳)」と大笑いして、少しも
悪びれるところがなかったそうです。

**********
編集後記
**********

 自分の誤りに対して笑いをもって看破し、少しも悪びれることがなかったことに
個人的に惹かれてしまいます。普通は恥ずかしくて、恐縮してしまい反省じみた態度を
とってしまうのが常だと思うからです。

 今から400年ほど前に人生訓について中国で書かれた『菜根譚』の中に「過去の過ちを
根にもたない」という行があります。

 他人の過ちはもちろんのこと、自分自身の過ちに対しても根に持たずにいたほうが、
人に対しても寛大になれるのではないでしょうか。

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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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