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2009-09-08

イヌ家畜化の起源は中国、目的は食用!?

 以前から犬は、いつから人間に飼われるようになったんだろうと、犬好きな私は時々疑問に思っていましたが、1万6300万年前からという研究結果が発表されたようです。
 しかも食用!?


オオカミがイヌとして家畜化された起源は1万6300年前の中国南部にあるとする新たな遺伝分析の結果が発表された。ペットではなく食用として飼われていた可能性もあるという。

 研究に参加したストックホルムにあるスウェーデン王立工科大学の生物学者ピーター・サボライネン氏は次のように話している。「東アジアには現在でもイヌを食す文化があるが、歴史を調べる限りその食習慣はかなり昔から根付いていたようだ。イヌが家畜化された理由の一つとして当然考えられる」。

 9月2日に「Molecular Biology and Evolution」誌で発表された今回の研究は、かねてから提唱されている「イヌの東アジア起源説」の信憑性をさらに高めるものだ。

 しかし、先月に発表されたアフリカに固有の犬種、いわゆる“土着犬”のDNA分析結果から、この東アジア起源説には疑問が投げ掛けられていた。現生するイヌの遺伝的多様性は家畜化が始まった地域で最も大きくなるはずだが、8月に発表された研究ではアフリカと東アジアの土着犬同士では遺伝的多様性に違いは見られなかったのである。

 サボライネン氏ら研究チームは今回、ヨーロッパ、中近東、アジアからイヌ1712頭のミトコンドリアゲノム(母親から代々受け継がれるDNA)のデータを集め、169頭については全体を、1543頭については一部のみを分析した。その結果、調査したすべてのイヌでは少なくともDNAの80%が共通であることや、東に行くほど遺伝的多様性が大きくなることが判明したという。多様性が最も大きかったのは、中国を流れる長江の南岸地域だった。

「イヌの遺伝的多様性は東アジアが最も大きい。それが今回の調査で明白になった」とサボライネン氏は言う。また、イヌの家畜化は5400年~1万6300年前までの間に数百頭に及ぶオオカミの個体を基にして行われた可能性があることもわかった。これは、ちょうどアジアの狩猟採集民族が農耕民族的な定住型の生活様式を取り入れ始めた時期と重なる。サボライネン氏が食用として飼われていた可能性を示唆しているのも、それを考慮した上でのことだ。

「東アジア起源説」に疑問を呈した研究論文の共著者で、アメリカ、ニューヨークにあるコーネル大学の生物学者アダム・ボイコは、アフリカより東アジアで多様性が大きいことを証明した今回の研究成果を認めている。しかし、それを直ちに家畜化の証拠とするのは時期尚早で、もっと多くの遺伝学的証拠を集めなければ断定はできないと考えている。

「とはいえ、注目すべき研究成果であることは間違いない。裏付けとなる多くのデータが積み上げられており、イヌの家畜化に関する非常に興味深い仮説が提示された」と同氏はコメントしている。
(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト9月 7日)

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